赤木ハル（劇団航海記）

「ふれねみ。」では、あすか・ちはる・ケンジの3役を演じる。
社員としてめちゃくちゃ社会人やってるゆえに、役者しかやらんはずだった。
想像力突き詰めすぎて湧き出る演出の数々。脚本を書いた主宰よりも深い読解と解釈に驚かされました。 「助どころじゃない演出」の称号を与えます。主宰ができないタスク管理もしてくれた神です。
高校時代3年間、隣の机で過ごし、何度も同じ舞台に立ちました。 頭と挙動のおかしな時間の守れない躁鬱の主宰のそばに、ずっといてくれました。すごいな。 ここ数年はわりと平穏に、仙台で劇団航海記にて航海していたはずが、主宰の嵐に巻き込まれてくれました。 CRAZYな主宰のそばに居られる、まともそうな皮を被った生きづらそうな人間です。芝居中毒です。働きすぎだよ。

藤原りゅ〜い

「ふれねみ。」では、ゆな・ヨウヘイの2役を演じる。
主宰です。よりCRAZYになって帰ってきました。CRAZYな自分で良いんだと気づいたからです。 みんな！もっと自分をさらけ出してCRAZYになろうぜ！この世界の全員がCRAZYになれば、もうそれは全員が自由に生きられる世界じゃないですか？ なんてね。好きにさえ生きてればいいんだと思います。 誰かを妬んだり恨むのは、自分が自由に生きてない証拠だから。 誰かのために何かして、誰かのせいで苦しむよりは、自分のためにやったことで、自分のせいで苦しんだほうが格好良いんですね。

「ふれねみ。」は、私の話です。この世界はもうとっくに、狂ってるんだよ。 あなたも私も、虐待の連鎖から、負の連鎖から逃れられなかったんだ。みんな繰り返してしまうの。
「ふれねみ。」からは逃れられないけど、この苦しみを自分から見つめ直した時、初めて、私たちは負の連鎖から逃れられるのかもしれない。
「ふれねみ。」は現代の話です。ほら、もうすぐそこに、「ふれねみ」がいる。いや、あなた自身かもしれない。ぜひ、一緒に向き合ってください。いまさらかもしれないけど、あなたが気づけば、きっと少しずつみんな気づいていく。